ToSアンソロジーに寄稿しました

今夏開催のコミックマーケット100で、隅田うにさん(@sumidauni)企画のToSアンソロジー同人誌が頒布されます。
この同人誌に筆者もコラムを寄稿させていただいたので、原稿のチラ見せと本の概要や入手方法に関しての宣伝を当ブログでも行いたいと思います。(8/16 追記有り & 8/18 再追記有り、2023/08/15に寄稿コラム全文を公開しました)

本のタイトルは「TOSBOX」で、総勢45名のToS好きな人達の参加によるフルカラー96ページ(表紙込み)の大ボリュームな一冊です。

TOSBOXが頒布される隅田うにさんのサークル「すみだ鮨」は、コミックマーケット100では、8月14日 日曜日 東地区 "V " 49b に配置されています。
当日、会場に行ける方は取り置き予約が、行けない方はBOOTHを利用しての通販(匿名配送)が可能です。
取り置きや通販に関しての詳細は、以下の隅田うにさんの案内ツイートに記載されているリンク先を参照してください。
※:印刷費用がかかるため、ほぼ受注生産のような形になるそうです。
  欲しいと思われた方はぜひ取り置き予約やBOOTHでの予約通販をお願いします。
  なお、8/1に予約通販は完売したようです
  コミケで完売しなかった場合に限り、残りの在庫を通販に回すそうです




以下はTOSBOXに筆者が寄稿させていただいたコラムのチラ見せです。
全7ページで、内容は自分の中のToS大好き!を言語化しました。
構成は、前書き+コラム8項目+後書き、チラ見せではモノクロにしているタイトル部分と使用したカット1点は誌上ではカラーになります。

参加者一覧
表紙イメージ

ノベルティの栞(通販では栞の種類の選択が可能です)
他にも寄稿者の方々の作品チラ見せを含めた関連ツイートを隅田うにさんがモーメントでまとめていますので、更に情報を見たい方はこちらを参照してください。

コミックマーケット100という節目に、こんな贅沢な企画に参加出来て嬉しいです。
華やかな絵や漫画が並ぶ中で文字のみのコラムは地味な存在だとは思いますが、一項目ごとにサラっと読める事を心がけ、ToS好きならきっと共感してもらえるという内容を自分なりに丁寧にレイアウトして仕上げました。
興味を持たれた方は、ぜひ機会を逃さず入手していただければと思います。


ここから追記(2022/08/16)
先行通販予約分は8/1に予約数に達し、コミックマーケット100も無事に終了して残部のBOOTH頒布が開始しました。
おそらく、これを逃すともう入手は出来ない可能性が高いので、欲しいと思われた方はぜひご利用ください。



ここからはおまけなのですが、今回、筆者が原稿を作成するにあたり、利用したサービスを記録がてら紹介しておこうと思います。
何か今回のような機会があり、でも素材とかどこでどうしたらいいのか分からないという場合の参考になれば幸いです。

ちなみに原稿自体は全てWindows付属のメモ帳で書き、それをMicrosoft Wordを使用してレイアウトを仕上げ、pdf形式で保存して提出用原稿を作成しました。
Word用の書式テンプレート自体は主催者の隅田うにさんからご提供頂きました。

・使用フォント
 メイリオ
 解星オプティ

本文は読みやすくスッキリしていてかつ、親しみのあるフォントが良いと思って色々と試したところ、Windows付属のメイリオが良いかなと思って決めました。
見出しは本文の条件に加えて、少しだけおしゃれ感のある物が良いと思い、colissで探して「解星オプティ」というフォントに決めました。
タイトルの文字にもこのフォントを使用しています。
参考にしたURLは以下です。

2022年用、日本語のフリーフォント619種類のまとめ


・使用画像(タイトル部分)
 マスターピース氏作:森林
 (カットに使用したドット絵は自作)

最初はタイトルも文字だけの予定だったのですが、それだとちょっと寂しいと思い、何か(ToSを感じさせる雰囲気のある)枠的なフリー素材画像が欲しいと思って探し、以下のサイトのイラストを使用して作成しました。


また、出来上がった画像はそのままの四角より、角を丸めた方が雰囲気的に良いかなと思い、以下のサイトを利用してタイトル画像を完成させました。


最終的に自分の原稿は7ページに収まったのですが、奇数ページ原稿ということで、見開きスタートにするか、左ページスタートにするかを選ぶ必要があり、考えた結果、左ページスタートで始まり見開きで終わる形でお願いしました。
頂いたテンプレートは見開きスタートの形だったため、左ページスタートの原稿形式での入稿を依頼され、一瞬「はて、これはどうすれば……?」と悩んだのですが、1ページ目を空白にして2ページ目から原稿レイアウトをすれば良いんだ!とすぐに気が付きました。
しかし、pdf保存すると当然真っ白な1ページ目というのも出来てしまいます。
空白ページ有りの状態で入稿しては紛らわしいだろうと思い、pdfのページ削除方法を探した所、これもオンラインで出来るサイトがありました。


こちらを利用して空白1ページ目のみを削除し、無事に原稿が完成しました。

最後に注意点として、フォントや画像は商用・同人利用可かどうかはしっかり規約を確認する必要があります。
今回、使用させていただいたフォントも画像もどちらも利用可で、また画像は加工もOKというのを確認した上でサイズや色調を変更してタイトル画像を作成しました。
特にこのようなアンソロジー参加の場合、自分がやらかせば主催者の方はもちろん、他の参加者の方にも迷惑がかかってしまう恐れがあるため慎重になりました。

最後に、TOSBOXは素晴らしい本になり、参加して本当に良かったと思いました。
イラスト、漫画、小説、エッセイのどれもこれもがそれぞれのToS愛に溢れていて、それが本という現物の形になって手元にある事がとても嬉しいです。
主催の隅田うにさん、そして参加者の皆々様、本当にありがとうございました。


ここから再追記(2022/08/18)
pixivアカウント持ちではない相方に頼まれ、上記で紹介した再販を利用して相方分のTOSBOXを購入した際、おまけ本の「TOSBOXができるまで!」も入手したので、その感想です。

タイトル:TOSBOXができるまで!
仕  様:A6版、カラーコピー誌、中綴じ、表紙込み8ページ
入手方法:隅田うにさんのBOOTH利用時にBOOSTで500円以上支払い

BOOTHは仕様で購入時に、商品価格&送料とは別に作者にカンパが出来ます。
商品カートで「金額を上乗せして応援(BOOST)」を選んで金額を入力するのですが、今回のおまけ本はこれを利用して500円以上カンパした人に、お礼として隅田うにさんが配布している物です。
その内容が濃く、熱く、とても良かったので、機会があれば他の方にもぜひ読んでいただきたいと思い、BOOSTを迷う方の背中を押す応援も兼ねて感想を書かせていただきます。
本来はツイートで感想を書く予定だったのですが、長文になってしまったのでブログで!w

まず、内容的には本のタイトル通り、ToSのアンソロジー本を作ろうと思った隅田うにさんが、どのような思いでその考えに至ったか、そしてどうやって周りの人の協力を得たかの備忘録です。
自分はこの手の体験談というか後書き的内容が大好きなので、大変楽しく読ませていただきました。
コミックマーケットの当落結果が出たのが2022/06/10で、うにさんのツイッターでの参加募集告知がその翌日というスピーディさでしたが、その行動力とToS愛には敬服する他ありません。
自分ももちろん、この告知を見て参加させていただいたのですが、必要なやり取りは原稿入稿も含めてすべてGoogleドライブで完了できるという点が便利だったと書かれていて、なんて便利な世の中になったんだろう、文明の進歩万歳!と自分も感じていたのでとても共感しました。

ちょっと話が逸れますが、少し前にこんなnoteが同人界隈で話題になりました。
実は自分もアナログ原稿も作成した経験があるので、データ入稿当たり前な昨今は本当に便利で楽になったと思います。

でも、楽になったのは道具的な物だけで、作品は今でも人がそれぞれ愛と知恵と技術と努力とで作り上げているのには変わりありません。
また、個人誌(作者が一人で作る同人誌)は間に合わなければ「まあ、今回はしゃーないよね」で終わりますが、参加者多数のアンソロジーになるとそういうわけにはいきません。
主催者は原稿の不備や未提出に目を光らせる必要があるわけで、それが45名という大人数とのやり取りともなると、本当に大変だったのではないかと思います。
よく、アンソロジー企画での悪い話として耳にするのは、ありがちではありますが依頼した原稿が入稿されないというトラブルです。
しかし今回のTOSBOXは参加表明をした全員、入稿があったと書かれており、このありがちなトラブルとは無縁だったようで、その点でも参加者の方々も全員素晴らしいと思いました。

なお、期間がちょっと短めなのですが2022/08/21まで、うにさんが感想フォームを用意してくれています。


自分もなるべく感想を送ろうと思い、毎日1送信ぐらいでコツコツ書いて送っています。
たとえ一言だったとしても、創作者は感想を貰えると本当に嬉しい物です。
感想に対するプレゼント企画もあるようなので、ぜひ!

話をTOSBOXができるまで!に戻しますが、他には今回の記念品のキーホルダーにまつわる話や、本のデザインの話、本のタイトル決めや構成の話と、決して多ページではないおまけ本なのですが、内容は盛り沢山で、TOSBOXに参加したり入手した人は特に興味深く楽しめる内容ではないかと思います。
再度書きますが、ぜひ機会があれば入手して読んでみてください。




2023/08/15 追記
TOSBOXの刊行から一年が経過し、主催者の隅田うにさんから自身の作品については内容の公開がOKとなりましたので、寄稿した原稿をここに掲載しておきます(スクロールで読めます)。

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